フコイダンはピロリ菌を体外へ連れ出す

今から約20年前に発見されたヘリコバクターピロリという菌(以下、ピロリ菌)は、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因として日本でも有名です。

比較的新しく発見された病原菌のため、ピロリ菌を完全に除去する方法はまだ研究の途上にあるといってよいでしょう。

しかし、最近ではピロリ菌を撃退して、胃腸病を防ぐ方法が徐々に解明されてきました。海藻類のぬるぬる成分「フコイダン」が、ピロリ菌の除去に非常に効果的であると言う事です。

フコイダンはモズクや昆布、あるいはメカブやひじきといった海藻に含まれる水溶性の食物繊維です。乾燥した昆布を水で戻すと出てくるあのぬるぬるです。

フコイダンは潮の流れや衝撃によって生じた海藻の傷の修復や、海藻が周囲の微生物に食べられないように、身を守る役割を果たしています。つまり、フコイダンは海藻類にとって、自分を守る薬のような役割をしているともいえるのです。

そのフコイダンは人間の胃の中に入ると、ピロリ菌を排除する働きのあることがわかりました。フコイダンの特徴は、硫酸基(胃粘膜の粘質性の成分)という成分を多く含んでいることです。その硫酸基が、水分をつなぎとめてぬるぬるとした状態を作り出しています。硫酸基は、私たちの胃の中にもともとあって、これが胃粘膜の粘質性を保っています。

フコイダンが胃の中に入ると、胃の中に入ると胃の粘膜に張り付き、胃の隅々まで覆いかぶさって保護してくれます。この保護のもとに胃はゆっくりと粘膜の炎症や潰瘍を修復することができるのです。

ピロリ菌には、胃粘膜表面の硫酸基に住み着くという性質があります。そこへ、硫酸基を含んだフコイダンが現れるとピロリ菌は胃と同じ硫酸基を持ったフコイダンにもくっつくのです。

ピロリ菌が付着したフコイダンは、ピロリ菌をつけたまま胃腸を通り、排泄されます。このような働きをする海藻のぬるぬる成分を長年食べていれば、ピロリ菌はかなり少ないか、ほとんどいない状態になっているでしょう。
posted by ともちゃん at 22:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | ピロリ菌
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